東京都教育委員会は22日、現在の中学2年生が受験する2026年度入試から、都立高6校の夜間定時制課程で生徒募集を停止する方針を明らかにした。すでに廃止方針が決まっている小山台(品川区)のほか、新たに5校が対象となった。都教委は、不登校経験者らを受け入れるチャレンジスクールの定員を増やすなどして、受け皿を充実させるとしている。
ほかに対象となったのは、桜町(世田谷区)、大山(板橋区)、北豊島工科(同)、蔵前工科(台東区)、葛飾商業(葛飾区)。いずれも28年度末で廃止となる。立川の夜間定時制が27年度末で廃止となるため、夜間定時制は34校に減る。
都教委は22日にあった都教委定例会で、不登校やヤングケアラーなど、都立高の「困難を抱える生徒」の支援計画案を提示。夜間定時制を廃止し、受け入れ環境の再編案を盛り込んだ。
夜間定時制は、かつては働き…